NHKばかりではなく、日本のテレビ局は実に残酷な放送局と思います。それは、強力なテレビの力を利用して、せっかく幸福で安心した生活を送っている日本人を恐怖に陥れようとしているからです。
目的は視聴率を上げたり、政府に協力して税金を高くしようとしたり、知り合いの人が化粧品会社なので紫外線吸収剤を売るのを手伝ったりすることですが、番組は表面上、そうは見えないので、多くの日本人が「幸福な人生なのに無理に不安にする」ということをしています。
その一例がNHKの「ためしてガッテン」で放送した「太陽の光を浴びると、こんなになる!」と脅した衝撃的な顔写真で、表紙にNHKの画面を切り取って示しました。
誰でもゾッとするこの写真は、顔の片方に日光が当たった人のもので、日光の当たらなかった向かって左の顔は普通なのに、右の顔は醜くなっています。女性でなくてもこんな写真をNHKに見せられたらゾッとするでしょう。
おそらく特異体質か病気か、もしくは別の原因が重なっていると思いますが、顔に日光が当たっただけでこんなに醜い顔になるというなら、これまでも「日光に当たる危険性」が強く指摘されているはずです。
でも、この番組の効果は抜群で、多くの人が皮膚科に走り、紫外線吸収の化粧品を買いに走り、日傘、これまで日本では見かけなかった腕や顔を覆う商品などが飛ぶように売れたのです。NHKの作戦{国民を脅して、特定の業者がもうけ、国民を幸福な人生から心配の多い不幸な人生にする。それでNHKの視聴率があがり、NHKは安泰になる}が成功したのです。
夏の海岸でやけどをするような過度な日光浴や、もともと肌に問題がある人が故意に日光に当たるという特殊な場合・・・NHKの写真はごくごくまれな例を世界のどこかから探してきたと思われます・・・をのぞき、日本人は黄色人種ですからこのブログに書いたように日本に住んでいる限り日光に当たっても、特に問題になることはありません。
先日の「温かい人生」でも書いたように、このように白人が日光を求めてリゾートで肌を焼いている写真は多くの人が見ていると思います。この女性はみんなNHKが示した写真のように醜くなっているのでしょうか??
素人を騙すということは難しいことではありません。世界60億人以上いるのですから、その中で特別な人の写真を使って脅すことはできますが、それは専門家もメディアもやってはいけないことで、オレオレ詐欺の手口とも言えます。
幸福な人生を辛いものにしたNHKはできるだけ早く訂正番組を行い、「事実ではあるが、世界でも何例かの特殊な例であり、日本人には普通は起こらないことだ」ということをはっきり言うべきです。
「温かい人生」のシリーズは、現代の日本がこのように「お金のため」に脅かす人たちが多すぎることによって、不安になっている人が多いことも強く示したいと思っています。
知識人、マスメディア、政府などの方! あなたたちは収入も安定し、生活も特に困るわけではないのですから、自分の知識や力を利用して一般の人の恐怖を煽るようなことは止めてください。そんなことをしていたら自分が寂しい人生になります。
(平成27年9月2日)