もともと生物は「二酸化炭素を食べて(吸って)、炭素を作り、それで体とエネルギーを得る」というものです。だから人間も本来は自分で二酸化炭素を吸って、それを体の中で炭素にして自分の体を作るのが良いのですが、すでに人間にはその機能は失われています。
そこで、人間は部分的にそれを「補助生物」(家畜のようなもの)で補っています。もっとも基本的なものが「イネ」、その他に「果物」や「肉」があります。
人間はイネに「二酸化炭素から炭素(米粒)」を頼み、果物にビタミンC(サルの時代に合成能力を失った)、必須アミノ酸、ビタミンなどを肉に頼っています。
この地球上に生物が誕生して以来、37億年も経つのですから、人間は結構、サボり生物で体や生活に必要なものを他の生物に頼っているので、あれを食べなければならない、これも・・・と栄養学が必要となります。
温暖化と言って二酸化炭素を毛嫌いしているのは、自分が生きているのは「二酸化炭素」を原料にして、イネに食べてもらい、それを炭素にしてカラダをつくり、エネルギーを得ているという実感がないからでしょう。
生物が大切なら、二酸化炭素を増やしたほうが良いですし、ちょっとした気温の変化がイヤなら二酸化炭素を減らしてイネにさらに苦労してもらい、最終的には早い時期に地球上の生命を全部、絶やしてしまうことを目的とするのが良いと思います。
この全体像を子供たちに説明して、あとは子供たちが親になった時の判断に任せるというのが教育です。
(平成27年2月9日)