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私は戦争中に生まれ、戦争が終わったころ「物心」がつき、それ以来、外国に出張に行くことは多かったのですが、終始、「日本列島に住む日本人」でした。でも、私は一度も「自分の国」に住んだことはありません。

 

一度でも良いですし、またそれが混乱の方向に行く可能性はあるのですが、「日本人が作り、合意した憲法」のもとで、「他国の軍隊が駐留していない国」で生活をしたいと希望しています。

 

「自分が作らなくても内容が良ければ良いじゃないか」と言う理屈があることも理解できますが、それではあまりにも惨めです。「今の憲法を改正する」のではなく、今の憲法は外国人が作り、占領時代に日本人が承認したもので、形式は整っていますが、明治憲法を日本人の意思で改正されたものではありません。

 

また、平和条項(軍隊を持たず、交戦権の無い国)というのは賛否両論ですが、自衛隊は強力な軍隊であり、おまけにアメリカ軍が大量に駐留しています。独立国ではありません。

 

日本文化は世界でも優れた文化であり、2000年にわたり日本人の判断で国を作ってきました。でも、この70年、初めて日本人は「合意」ができなくなり、ついに国を失ってしまったのです。

 

このブログが「結論」を求めるのではなく、「合意」の方法を探っている理由の一つは私が「日本国に住みたい」と願っているからです。(憲法記念日に)

 

(平成26年5月3日)