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最近、発表されたアメリカの論文によると、風力発電でアメリカで毎年140万羽の野鳥が犠牲になっている。このままでは犠牲はさらに億台(2億から6億羽)に達するだろうとみられる。

野鳥の犠牲は、死亡する野鳥ばかりではなく、害虫や害獣の駆除などの点で人間社会にも大きな影響を与えると予想される。「環境」とはいったい何なのだろうか?

当然と言えば当然だ。

「脱ダム宣言」で判るように、また長く私が警告していたように、水力発電は川を利用する生物を絶滅させ、川砂の生成を阻害した。「水が流れるエネルギー」は自然がすでに利用しており、それを人間が横取りすれば被害がでるのは当然だからだ。

「風のエネルギー」を利用している自然が野鳥であり、花粉であり、土の乾燥だ。自然からエネルギーをとれば自然は破壊する・・・そんなあたりまえのことすら環境運動団体は予測できないのだろうか? 環境とは総合的で難しいものだ。他人の意見にも耳を貸さないような傲慢な人が目立つ環境保護派は、少し考え直した方が良いだろう。

(平成2589日)