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女性は二人の子どもを産まなければならない・・・こんなことを言うと、少し前ならウーマンリブの人からこっぴどく締め上げられたものだ。でも、これは人類の長くもっとも基本的な道徳だったのだから仕方が無い。

人間は一夫一妻だから、大人二人で子ども二人を産まなければ、人間は絶滅してしまう。だから、人間はどうしても女性一人に「平均して」二人の子どもを作る必要があるのだ。

ここで、断っておくけれど、ある女性が一人の子ども、ある女性は4人でも結構で「平均して」二人を産む必要があるということ。それに、これは長期的で、戦争で多くの人が死ねば3人ぐらいは産む必要があるし、現代の日本のように人口が過密になればしばらく100年ぐらいは1人が適当かも知れない。長期的には女性は2人のこどもを産む必要があるということだ。

この文章の最初に「産まなければならない」と書いたので、おそらく「それは自分の意思しだいだ、「産まなければならない」などと言われる筋合いはない」と女性から反撃されることを覚悟している。

しかし、生物というのは犯すべからざる「基本倫理」を持っている。それは「何のためにこの世に生を受けたのか」が出発点で、それ故に「子孫を絶やさないこと」、「同族を殺してはいけないこと」など、生命を繋ぐことに関する基本倫理である。

体の仕組み自体もそうなっていて、体細胞はやがて死滅するが、次世代を作る生殖細胞はそのまま生き続ける。親が命を捨てて我が子を守るのも同じで、自分の命より上位に「次世代」がある。

だから人間は赤ちゃんを見ると無条件に可愛い。可愛いと感じるのはそれが本質だからだ。

人間の妊娠期間は1010日だから、女性は産前産後で約1年半から2年の活動を制限される。この制限期間は「仕事」ではなく、「次世代」であることに注意する必要がある。後の女性と男性を比較するが、男性も25才までに1年半から2年の「次世代のための活動」をするようになっている。

(平成25722日)