憲法が改正され、表現の自由が「公の秩序」の範囲になりますので、自由な学問的な見解を述べているこのブログも終わりになります。そうすると、選挙結果によって中止しなければならないので、準備を始めています。
たとえば「原発が爆発したから、風下に逃げると危険」というブログを書くと逮捕されるでしょう。当時、政府は「安全だ」と強調し、気象学会は「風向きを言うな」と学会員に禁止しました。現在の憲法下でも、表現の自由と学問の自由を保障されている学会員が自らの専門知識を公表するのが禁止されたのです。
また、「法令では1年1ミリが基準だ」という記述は直ちに逮捕されるでしょう。「法令」はそうですが、時の「政府」が「緊急事態」だからということで、1年1ミリという基準を隠そうとしていたからです。
「逮捕」までは至らなくても、勤め先に圧力を掛けるとか、テレビなどの出演を止めさせるなど、裏で工作することは大いにあり得ます。
すこし不都合なことはありましたが、戦後、表現の自由や学問の自由が保障されていたから日本は発展してきましたが、憲法改正は私たちの子どもたちに大きな災厄をもたらすでしょう。
(平成25年6月9日)