世界の宗教を整理すると、人間の心と人生、そして風土が見える
神様がハッキリしているのはゾロアスター教が3400年ほど前、ユダヤ教が3200年ほど前、キリスト教が2100年前、イスラム教が1400年前。全部親戚で宗派のようなもの。教祖は神と会ったり、話をしているという特徴がある。
神様がハッキリしない信仰は15万年前のネアンデルタール人。太陽信仰がアトン教で今から3500年前(普通に分類されている一神教ではない)、仏教が2600年前、神道が2000年ほど前。
神様のハッキリしている宗教は戦争や略奪が起こり、「信仰の自由」が必要となる。生活が厳しい地域で盛んになる。
神様がハッキリしていない宗教は緩い教義と緩い行動要求がある。神様がハッキリしている宗教にも寛容で非難しない。生活自体はそれほど厳しくないが、心の問題を解決するために必要とされる。
神道と仏教はあまりにも似ていて、私のような日本人(神学者ではない。宗教は神学者のために存在するものではない)には区別ができない。
神道ややや自然と人間の関係、仏教はやや人間と人間の関係を重視しているように見えるが、人生はその二つが必要なのであまり矛盾しない。
(平成25年5月12日)