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先日、あれほど「ツバルが沈んでいる!」と騒いでいた日本のツバル保護団体は今、どのように言っているのかを調べたら、二つの方向があった。
1)「温暖化でツバルが沈むという言質があったが、真偽のほどはわからないが、私たちはこのことにどう向き合うのだろうか?」
2)「道路にはゴミがあふれ、環境を改善するお金は温暖化を言って先進国からお金を取るしかない」

「将来は温暖化でツバルも危険になるかも知れない」ということはあっても、「ツバルがすでに水没している(一部でも)」というのは全くなく、まして海水面の変化に対するデータを掲載している団体を見つけることはできなかった。

この大がかりな「報道詐欺」の問題は、順序よく修正して行く必要がある。「ツバルが沈んでいる」という発信もとは環境省と東京都(石原知事)でしたが、この辺は改善ができないし、間違っていても絶対に謝りませんから、問題外にしておいた方が良いと思います。

まず、謝るのはNHKですね。なにしろ私たちの受信料で運営されていますし、普段から「受信者のために」と言っているのですから、「ウソを言いました。ウソの理由は・・・」と説明する必要があります。

特に2006年4月30日の放送でツバルのインチキ写真(ツバルの一部の浸水をあたかも全島のように放送)についての説明とその時にディレクターをした日野さんの弁明を放送するべきです。

ついでに、
1)国民にCO2をマイナス6%にするように呼び掛け、自分は80%増大(電力消費、NHKのブログに一時、掲載されていた)させていたことの二面性を謝り、説明すること、
2)子供用に「ホッキョクグマ」という「みんなの歌」を作り、子どもを脅したこと(北極はまだ氷が充分あるので、小学校で教えている理科にも反した歌)、
も謝り、説明した方が良いでしょう。

とにかくNHKから始めなければなりません。というのは、日本社会をダメにした主要な原因の一つが、NHKがウソの空気を作り、それが蔓延して日本社会の常識ができたからです。それがくり返されていつの間にか「ウソは大丈夫」というこれも新しい常識ができました。

さらに福島原発事故では、「1年1ミリ」の被曝限度の法令すら、みんなで暗黙の内に言わないというところまで発展したのです。

ツバルは一体、どこに行ったのでしょうか? 

NHKの次にツバル報道を継続的に増やしてきた朝日新聞と日経新聞が謝るべきと思います。この2つの新聞は自分で買わなければ読まなくて良いとも言えますが、なにしろ新聞協会が「私たちは公器だから」と言って消費税の増税の免除を財務省と合意したのですから、公器は公器なりにするべきことをして欲しいと思います。

(平成25418日)