ICRPはNPOで特に責任を持っている機関ではない。それを隠しに隠し、あたかも日本政府の上にICRPがあるようなことを政府、安全委員会、専門家が言い続けてきて、今でも私が講演でICRPは任意団体だというとビックリされる方が多い。

 

任意団体だからいい加減ということではないが、日本には法律(11ミリ、1平方メートルあたり4万ベクレルなど)があり、日本人としてはまず法律を言い、その次にこれまでの経過(「医学的には判らないという合意」)を言い、さらに日本の医療は放射線を使いすぎているという指摘が従来からあることを言うのが適切だ。

 

判らないこと(低線量における健康への影響)をあたかも判っているようなことを言い、法律で定められた11ミリとか、1平方メートルあたり4万ベクレル以上の場合、東電にかたづける義務があることを言わずに、「危険を煽る」とか「風評だ」とか言うのは犯罪である。

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(平成23年12月29日(木))