安全委員会は、1)平時には11ミリが被曝限度、2)頻度の高い事故については11ミリ、3)炉心が損傷するような事故は1万年に1回だから1事故あたり5ミリ、4)格納容器が機能を喪失して放射性物質の閉じ込めができないような事故は10万年に1回だから、その時には1事故あたり5ミリをある程度超えても良い、というのが「事故前」の指針である。

この考え方を安全委員会は、「事故による線量と事故の発生頻度の兼ね合い」とし、その具体的な表現は 3)の場合「発生事故あたり実効線量5mSvを超えなければ、リスクは小さいと判断する」という表現を使っていて、4)の場合は「5mSvをある程度超えてもその「リスク」は小さい」としている。またこのような考え方は世界共通であり、イギリスの例を示す。

 

 

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(平成231221()