どのスーパーに「第二の中内さん」が出現して、お母さんのために「どの食材を買ってもお子さんを1年1ミリシーベルト以下にします」ということにならないかと書きました。

 

すでに水道局は「日本人は水だけを飲んでいるのではないので、1年1ミリシーベルトの10分の1、0.1ミリシーベルトで管理する」としている。そういうところもあります。

 

そして、その次に「読者・視聴者のためのメディア」が出現することを望みたいと思います。ある雑誌の記事を確認しているときに、牛乳のところでどのように書くかが問題になりました。

 

なにしろ牛乳は大手の販売会社がやっているのに、未だに牛乳に何ベクレルの放射性物質が含まれているのかがまったく発表されていないのです。これは異常です。

 

チェルノブイリの時に遠く離れた地で牛乳からの被曝で数1000人が甲状腺ガンになったことを考えると、政府がダメなことは仕方がありませんが、大手の牛乳販売会社が汚染度を発表しないことは、今後、牛乳に対して社会は信頼感を失い、牛乳離れを加速するでしょう。

 

その雑誌の記者に「メーカーや販売会社のことを考えずに、牛乳を飲む子供たちのことだけ考えて書き方を決めましょう」と言ったら、「ゼッタイにそうします」といううれしい答えが返ってきました。

 

まだまだ、魂のあるメディアは存在し、それは書籍に多いようです。なんとかNHK、朝日新聞をはじめとした大手のメディアのなかで「政府、官僚、大企業に配慮するより、自分たちの給料を出してくれている読者・視聴者のための報道・放送」を初めて欲しいと思います。

 

それはどこになるでしょうか?(音声付き)

 

「takeda_20110820no.92-(4:55).mp3」をダウンロード

 

(平成238月20日)