福島原発から白煙が出ていることや、4号機が不安定であることなど、原発のことが気になっている人が多いようです.
でも、原発はそれほど心配は要りません.
というのは、「原発はなぜ危ないのか?」ということを考えて見るとわかります。
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原発は運転中に、ウラン235が「核分裂」して、「強い放射線を出す物質」ができます。運転している限り、ずっとでます。
強い放射線を出すということは、「すぐ壊れて放射線を出さない物質になる」ということですので、1ヶ月も経つとかなり減ります.
実際のデータを見てみますと、福島原発の中の放射性物質の量は、3月中旬と4月中旬を比較すると1ヶ月で10分の1に減っています.
これは、「原発の運転(核分裂)が止まれば、放射性物質の生産が止まる」ということです。つまり、新たに放射性物質が作られなくなるので、だんだん、少なくなっているのです.
つまり、福島原発の中にある放射性物質の量が減ると「見かけも小さくなる」とすると、4月中旬にすでに「最初の10分の1ぐらいの大きさ」になっているのです。
今ではさらに小さく、1000分の1ぐらいでしょう.つまり、すでに福島原発は最初から見ると1000分の1ぐらいの大きさしかない原発ですから、あまり心配はないということです。
どうしても心配な方は、
1) マスク(インフルエンザ用)、
2) 風向きに注意しておく
の2つをしておき、万万が一大量の漏洩があったら、風向きに対して横に10キロも移動すればほとんど被曝はしません.
3月末から、何回も「原発が危険」、「再臨界か?」などと警告が出され、そのたびに不安になっている人がおられますが、このブログでずっと言ってきたように、すでに福島原発は3月ほどの力は無いこと「マスクと風向き」があれば大丈夫です。
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ところで、6月に入って、第二段の放射性チリの移動が始まったようです.
比較的危険なところ、
1) 従来からの注意する場所、
2) 谷あいの道(丘の上から徐々に下に落ちてきている)、地形が凹みになっているところ、
3) これまで放射線が低かったところが、量は少ないが少しずつ増えている(周辺、まだ危険ではない)、
4) 相変わらず、何の根拠もなく「健康に影響がない」という東京都の通達などが未だにでている、
5) 相変わらず、放射性物質を含む食材を給食や生協を通じて、子供達に食べさせている、
一方、放射線を避ける方法など、
1) 放射線の高いところでも、コンクリートで密閉性の高いスーパー、公共の建物、学校などで床などをよく掃除しているところ(人が靴につけて放射性物質を運び込んでくるので、それを丁寧に拭いているところは放射線の量が小さい傾向があります)、
2) 4階以上の高いところ(すでに、空気中には放射性物質はほとんど無く、地面にあるので、地面から遠いところの方が放射線が低い)、
3) ホットスポットの周辺でも放射線の低いところがある、
つまり、谷間や凹み、それに上の1)から3)を有効に活かせば被曝量が減ることになります。・・・ということは、今は・・・
●従来通り、公園、道ばたのヤブ、道路の側溝と舛、吹きだまり、雨樋の下などは近づかないこと、
●谷間や凹みに長くいない、
●綺麗に掃除されたスーパーや放射線に注意している学校などで時間を潰す、
●高い場所にいるように工夫をする、
●ホットスポットの人は買い物や子供を遊びに連れて行くときには付近に行かずに車や電車で、ホットスポットを外す
などが良いと思います.
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最後に、「内部被曝+外部被曝」で1年1ミリシーベルトを越える可能性のあるところなどの人に対して、
「健康に問題は無い」、「特に注意はしなくてよい」
と言っている人(政府、東京都、自治体、教育委員会、その他の人たち)は、放射線障害が起こったときに最終的な責任をとる準備をしておいてください。
(平成23年6月22日 午後2時 執筆)