水道については、国際的には国連のWHOが基準を決めて、日本では政府の指導のもとで水道協会が同じ内容の「ガイドライン」を出しています.

一般人の被曝限度は「1年1ミリ」なので(国際勧告と国内法)、水道協会は、その10分の1の1年間0.1ミリで設定しています.

これは、水道の他に外部、チリ、食材などからも被曝を受けるので、水道は基準値の0.1ミリにしておかないと全体が規制値をオーバーするためです。

そこで、ここでも日本水道協会のガイドラインを使って、どの水道が危険かを調べました。

なお、日本の役所のなかで水道は極めて正確、真面目で、これまで水道関係者(水道マンと言う)が、汚い水道を家庭に送ったり、ウソを言ったりしたことはほとんどありません.

世界的に「安心して水道が飲めるのは7ヵ国」と言われますが、もちろん、日本はそれに入っています.

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まず計算式ですが、水道に含まれるヨウ素とセシウムのベクレルが判るときには、簡単に示すと、飲む水は1日600cc、つまり0.6リットル(0.6キログラム)ですから、

(ベクレル)×0.6×365日×2/100000=(ミリシーベルト)

でベクレルを入れて、ミリシーベルトが0.1ミリ以下なら大丈夫ということになります。

たとえば、水道水に20ベクレルのヨウ素とセシウム(合計)が入っている場合は、計算結果は0,09ベクレル、つまり、わずかですが水からの被曝限度の0.1ミリシーベルト以下になります。

その点では、福島、茨城以外の県では水道を安心して飲むことができるようになりました。

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神経質な方で、飲み水ばかりではなく、調理、煮物、味噌汁、はみがき、洗面など直接、顔や口に接する量は1日2リットルになりますから、たとえば、

10ベクレル×2×365×2/100000=0.15ミリシーベルト

になりますから、10ベクレルでも水からの被曝が危険領域に入ります.

この場合は、7ベクトル以上の県は危険となり、福島、茨城、栃木の水道は飲用や調理などに使わない方がよいということになります。

これらのことから、飲用と調理のように直接、体の中に入る水だけを注意するのが適当で、おおよそ10ベクレルが目安になります。

連休明けでは福島、茨城の北部、栃木の一部だけはペットボトルが良い

でしょう.

もし、さらに下がってきた場合は、ブログで紹介します.

(平成2353日 午後1時 執筆)