2010年6月15日発刊予定の渡辺正先生の「地球温暖化スキャンダル」の「訳者あとがき」に、次のような趣旨のことが明確に記載されている。
「IPCCは査読つき論文を元に、査読専門家2500名以上が「一行もおろそかにせず」吟味したと言ってきた。ところが、IPCCの報告書の引用文献1万8500点を調べたら、5600点が査読なしの新聞、圧力団体のレポートなどだった。」
このことが事実であることは、この本の本文に詳しく載っている。
日本からIPCCの委員として出席したり、国立環境研究所の人、また温暖化阻止に熱心な人から、武田は繰り返し次のような批判を浴びた。
「温暖化に関しては査読つき論文を数点しか出していない奴が何を言っている。IPCCは2万点近い査読付き論文だけを使っている。黙れ!」
「IPCCには3000名の専門家が加わっている。数名の懐疑派の言うことなど当てになるか!黙れ!」
武田個人の問題はどうでも良いことだが、私にこのようなことを言った日本人は、実はIPCCの会議や検討会に税金を使って行き、その実態を知っていたのだ。それはこの本の中に気温や測定点の議論がどのように行われていたかが書いてあり、それを見ると、IPCCの関係者が「いい加減なデータ」で議論していたことを示している。
日本人全体を騙し、政策を変えてお金を取り,さらに子供たちを騙した。
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日本の子どもを騙したIPCCの関係者に求める。
科学者の良心に基づいて,事実を懺悔し、他人を誹謗したことを陳謝し,職を引くべきである。
また、たびたびの海外旅行などの税金や研究費を支出に対して、個人で弁済をすべきである。
教科書会社は、IPCC、環境省,国立環境研究所、温暖化脅威論学者の記述を直ちに削除しなければならない。
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「政治と金」の問題が許されずに、首相と与党幹事長が退任した。「科学と金」、「科学と視聴率、販売部数」の問題も同時に許されるものではない。
税金を使った研究、公共放送の誤報については直ちに「説明責任」を果たし、武士らしく、日本人らしく、費用を弁済して引退してもらいたい。
日本には正義が必要で、さらに子供たちにウソを教える国ではいけないのだ!!
こんな不当なことを許していては大人の責任を果たせない。私たちはそろそろ「過度の大人の態度」はやめて、悪いことは悪い、ウソは悪いとしなければならない時だ。
(平成22年6月7日 執筆)