「温暖化で海水面が6㍍もあがる」と間違ったことを繰り返して国民をあれほど脅した人たちがいましたが、あの人達はどこに行ったのでしょう?
最近ではサッパリ見なくなりました。
でも、そういう人たちは、変わり身も早く、海水面の上昇が科学的に間違っていること指摘されると、今度は「温暖化で生物多様性が失われる」と言い始めました。
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次の解説図は九州大学が「昆虫の多様性」について説明しているものです。
大学の博物館の説明ですから、丁寧に書いてありますが、地球の気温が上がったり下がったりするので、寒くなると亜寒帯に生息していた昆虫が日本に来ます。
今度は反対に温暖化すると、昆虫の一部が高山に残り,平地の方には南の昆虫が来ます。
時には取り残されて死んでしまうものもあるのですが、「多様化」が進んでいくときには少しの犠牲も伴うのが「自然の摂理」であり、「自然の叡智」なのです。
かくして「気候変動」が「生物多様化」をもたらします。それは「外来種」を取り込んでその地域の生物が多様化することを示しています。
その点では、「生物多様性」の敵のようにいわれている「温暖化」や「外来種」こそが、生物を多様化するもっともよいことなのです。
昆虫のような動物ばかりではなく、日本の紅葉が「錦織なす」といわれるぐらい多くの色を持っていて私たちの目を楽しませてくれるのも、日本列島が寒暖を乗り越え、大陸からあまり離れていないので、外来種を受け入れてきたことによるのです。
「生物種が豊かになるには、気候変動と外来種が必要」なのです。
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「温暖化」、「生物多様性」、そして「外来種」などの関係したNPOなどで活動をしている方々へ。
活動の最初は純粋な気持ちで活動を始めたのだと思います。おそらくは環境省やNHK、あるいは御用学者の説明に騙されていた人もおられるでしょう。
でも、活動に携わってしばらくすれば、科学的事実に気が付かれるはずです。そうしたら、今までのメンツや補助金などにこだわらずに,サッパリと自らの良心に従って活動から手を引くことをお勧めします。
日本の自然はかけがえの無いものですから、個人的ないきさつやメンツにこだわることなく,そして最も大切なこと「お金で人生を売らないこと」をお勧めします。
(平成22年6月5日 執筆)