2009年4月5日、NHKは「JAPANデビュー」という番組を放映、台湾の人をはじめとして多くの人の心を傷付け、間違った歴史を公共放送を使って行った。

これはすでに1万人を超える大きな訴訟になっている。

なぜ、NHKはこのようなことをしてまで、間違った報道をするのか、JAPANデビューでは多くの良心的な人が苦しんだ。

このような公共放送をするのは、一種の精神的拷問である。もちろん憲法違反だから、検察はNHKを逮捕しなければならない。

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2010年6月4日、NHKはゴールデンタイムに「生物多様化番組」を“SAVE THE FUTURE いきものピンチ”という名前で放映した。

科学的に間違いだらけの内容で、「温暖化でツバルが沈んでいる」というのと同じ「ヤラセ番組」だった。そこに出た俳優も「ツバルは温暖化で沈んでいる。子どもでも判っている」というウソを紅白歌合戦という場を使って発言した人だ。

番組中の間違いは数え切れないほどあったが、そのうちの2,3の例を挙げる。これだけでもいかにインチキが多かったか判る。

1)  (放送)私たちは自然の恩恵を受けている。植物がCO2を吸収して、はき出した酸素を人間が吸っている。だから森林破壊は問題だ(誤り)→(正解)植物は吸収したCO2と同じ量のCO2を出していて、吸収などしていない。人間は従属栄養物だから、植物の炭素を食べて空気中の酸素と結合させているだけ。(生物学の初歩)

2)  (放送)パンを作るときにイーストという「人工的なもの」を使用しているが、世界遺産の白神山地から採った酵母という自然のもので美味しいパンができる(誤り)→(正解)イーストは自然から採った酵母であり、酵母などは自然から採ったもので少しずつ改良される。番組では白神山地から特別なものが採れたように表現していた。

3)  (放送)温暖化で暑さに弱いブナが弱る。気温が変わることは多様性に打撃がある(間違い)→(正解)日本の植物が多様性を持っているのは、日本が温帯にあり過去に気温の変化があって、寒い植物や暖かい地方の植物が混じっているから。

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こんな内容が続いた。

つまり、「受信者はバカだから、科学的にいくら間違ったことを放送してもかまわない」という報道姿勢がありありで、NHKの勝手で歴史をゆがめたJAPANデビューと同じだ。

ところでほぼ同時刻にNHKと環境で組んでいる日本テレビが「7人の賢者」が環境を論じていた。

そこで、ある「賢者」が、「地球の気温は今,15℃だから6℃上がるというのは温度が4割もあがることだから大変だ」と言っていた。

この人、理科系?と耳を疑った。

バカなら次のように計算するだろう。

(6/15=0.4 だから4割)  高校以上なら0点だ。

15℃言うのは「摂氏」で、水が氷る「絶対温度」を基準にした「生活に使った温度」である。熱を扱うときの温度は絶対温度だから、15℃は288K、6℃高いと294℃である。

つまり4割(40%)どころか、その20分の1の2%の違いである。

そこには他に6人の「賢者」がいた。その誰もがこの基本的な間違いを修正しない。日本テレビも日本テレビだが、これほど科学的に間違った放送は何らかの処置が必要だろう。

その中でただ一人,自然科学者ではない手嶋さんだけが、温暖化に関する正しい説明をしていた。

温暖化で利権が採れれば、どんなウソも言う。日本のマスコミの体質がそのまま現れた番組だった。

(平成2264日 執筆)

(追記)

「(内閣機密費の用途) 当時はまだ、テレビではNHKの記者だけで、あとは大手の新聞、通信社。20代の記者もいたけど、多くは30から35ぐらいで、40歳近い人もいました。担当記者を連れて、赤坂や銀座の料亭へ行ってクラブへ行って……ランクは中級でしたがね。それから記者たちはこちらが用意した「女」とホテルに泊まってました。」(2010530日平野貞夫元議員談)