2009年11月に「クライメートゲート事件」が発覚した。NHKはあまりに「温暖化が怖い」と放送し続けてきたので、この巨大な事件を報道できないでいるが、世界は大きく変わりつつある。
最初は、「過去1000年の気温変化をごまかしていた」から始まり、「ヒマラヤの氷河が2035年に消滅するというのはウソだった」となり、さらにいろいろなデータにねつ造があることが明らかになった。
ねつ造の手口も暴露されて、コンピュータに入ってくる気象のデータに好きな数字を付け足すとか、マイナスの気温があると、それを折り返してプラスにするなどがあった。
さらに、温暖化に疑問をもつ学者を潰すために、論文は通さない、発言は止めるということがアメリカやヨーロッパで続いていたことも明らかになった。
さらには日本のように小宮山という前東大総長が中心となって「温暖化バスターズ」というのを作り、東大の権威と税金をふんだんに使って個別の学者をピンポイント的に攻撃する・・・ということをやってきた。
日本では東大総長が被告になった訴訟まで起こっている。
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それがますます発展して、東大の渡辺正教授が「化学」という専門誌に、「クライメート事件」について詳しく論評を出している。その2稿目がまもなくでるけれど、そこには「アメリカの気温がウソだった」ということもでるようだ。
最近、ニュージーランドやオーストラリアの気温がおかしいという調査があったが、それに続いて「アメリカの気温も細工されていた」という衝撃的なデータが出てきたのだ。
それによると、アメリカの気温は40年ぐらい前から上がってきたのだが、それは都市の気温だけで田舎は上がっていなかった。それが「観測したままのデータ」だったのだが、田舎の気温が上がっていないのは具合が悪いということで誰かが田舎の気温を都会の気温と同じくしていたのだ。
都市の気温はCO2ではなく、ヒートアイランド現象で上がっているのだから、CO2による温暖化とは関係が無い。
これまで「都市と田舎の気温が同じというのは、他の研究結果と違う」と私が言うと、「都市の気温の影響は小さい。データがそうなっている」と反論されたのだが、実は田舎の気温は細工されていたのだ。
それ以外にも、渡辺先生がIPCCのデータの多くが「ほとんど学問的な審査を受けていない」という事実も明らかにすると言っておられる。
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新型インフルエンザについて、それを警告した研究者がワクチン会社との癒着があったということで、外国で調査が行われている。日本でも東大総長を中心とした活動に疑義があるのだから、国会や学術会議などで調査を始めるべきだろう。
(平成22年4月11日 執筆)