4月6日のフジテレビ系で放送された「ホンマでっかTV」の相談コーナーで、俳優の伊藤淳史さんが「20歳頃から上がって困る」という相談がありますた。
有名な俳優さんですから、本当に上がって困っておられるのか、それとも相談コーナーに適当な話題を提供してくれたのかは不明ですが、終わりの方で、私が、
「ところで、伊藤さんは神様を信じておられますか?」
とお聞きしました。
スタジオは唐突な私の話しかけで少しあれっ!という感じでしたが、私はこんな風に思っているのです。
「20100406TVcomment.mp3」をダウンロード
すでに2,3回、このブログでも取り上げましたが、
1) 人間は自分の出来る範囲で努力することができる
(たとえば漢字の練習)
2) ところが、その結果は自分の自由にならない
(たとえば漢字のテスト)
このようなときに、失敗したとしますと、人間は不思議なことに自分が出来ることを悔やむのではなく、自分の手に届かないことを心配するのです。
テストの結果はどうだっただろうか・・・
結果は自分の手に届きません。だから、そこは神様の手にゆだねてしまうのです。
すこし、修行がいるのかも知れません。でも家庭でお母さんがお子さんを叱っておられるのを見ると、結果を叱っておられることが多く、少し心配しています。
実は私たちがこの世に生を受けたのも、小さい頃、元気だったり病気だったりしたのも、勉強が辛かったりしたことも、長じていろいろなことがあったのも・・・全部、神様が決めたことで、自分ではないのです。
自分ができること、それは今日一日を自分なりに過ごすことしかできない、それが判れば人生はかなり幸福になると、偉い人は言っていますし、私も同感です。
それを番組で話したかったのですが、時間が限られていて、十分に話すことが出来ませんでしたので。
(平成22年4月6日 執筆)