母親が子供に「電気をこまめに消しなさい! 地球が温暖化するっていっているでしょ!」としつける.
子供: 「お母さん,電気を使うとどうして悪いの?」
お母さん:「電気を使うとCO2が出るって言ってるわよ.CO2で温暖化するって学校でも習っているでしょ!」
しばらくしてその子供がテレビを見ていると,
NHK; 「走行中にCO2をださない電気自動車は地球温暖化を防止すると言われています.政府は電気自動車に補助金・・・・地方自治体も・・・・」
子供: 「ねえ,お母さん,電気自動車って電気で走るの?」
お母さん:「そうじゃないの・・・」
子供: 「じゃ,電気,使うんじゃないの? さっき,電気を消しなさいって言ったじゃない.電気を使ったら温暖化するなら,電気自動車がなぜ良いの?」
お母さん:「NHKが言ってるんだから,間違いないわよっ!」
夕方になって,お父さんが帰ってくる.
子供; 「ねえ,お父さん,地球温暖化ってCO2なの?」
お父さん: 「そう言ってるね」
子供: 「電気を消したらCO2がでないの?」
お父さん: 「そうだね.火力発電所っていうのは,石炭を燃やしているからCO2が出るんだよ」
子供: 「でも,テレビを見ていたら電気自動車は温暖化によいって言ってたよ」
お父さん 「・・・・・・」
子供; 「走っている時にCO2をださないんだって」
お父さん 「・・・・・・」
子供: 「テレビ,つけている時って,CO2でるの?」
お父さん 「・・・・・・」
子供 「お父さん,答えてよ.理科の先生なんでしょ!」
子供ダマシって言うけれど,最近では子供もだませないようなことを白昼堂々とテレビで放送され,国家もそれにエコと言って税金をだし,国立環境研究所も否定していない.
最近,子供を使って環境運動を盛り上げようとする大人が出没している。その結果,日本の次世代の子供に理科も教えられなくなった.
(平成21年6月17日 執筆)