今でも沖縄に移住を希望する人が後を絶たず、一年に3万人近くの人が沖縄に移住する。それはそうだろう。沖縄は素晴らしところだ。
陽光は輝くようだし、海はエメラルド色に輝いている。冬の一時期を別にすると一年中、上着も要らず、ひょっとしたら簡単なシャツで過ごすことができる。血液の巡りもよく沖縄が長寿であることも納得できる。
沖縄の年間の平均気温は23℃、東京が16℃、そして北海道は9℃だから、温暖化しても容易には沖縄に近づけないのが残念だ。あと100年もたつと3℃ぐらい上がると予想されているが、100年は待てない。30年とすると僅か1℃だ。
東京が17℃でもあまり変わらないだろう。もう少し温暖化が進んでもらいたいものだ。
いや、そういうと北海道が悪く聞こえるが、北海道も素晴らしい。広々とした大地、乾いた空気、美しい景色、惜しいジャガイモ・・・何を捕っても素晴らしいが雪下ろしが大変だ。
それに石油が高くなると少し困る。その意味でも温暖化は待ち遠しい。言ってみれば、住めば都だが、温かくなるのは歓迎だ、と言うところだろう。
でも、みんな温暖化を怯えている。なんで怯えているのかと聞いても、返事はない。ツバルが沈む(ウソ)、ホッキョクグマが溺れている(ウソ)ぐらいだが、ツバルやホッキョクグマは可哀想かもしれないが日本人が怯えなくても良い。
でも、人間は「温暖化が悪い」と繰り返し言われればそんな気になるところが恐ろしい。
最近、あるテレビに出演したら、タレントの人が「ゴアさんが、氷河がお花畑になって困ると嘆いていたけれど、どう見てもお花畑の方が良かった」と素直な感想を言っていたけれど、本当にそう思う。
おそらく温暖化を怖がらせている人は、政府の顔色をうかがっているのだろうが、もう少し国民の方を見て欲しいと思う。
ところで、私の意見はと言うと、温暖化は科学の問題ではなく、政治の問題だと思っている。とにかく、石油が不足してくる時代、中国やインドがこのままのスピードで発展しては困るとヨーロッパの人は真剣に悩んでいる。
どうしたらアジアの発展を止められるか、それには日本あたりを先兵にして温暖化の幻想を作り出すことだという戦略に違いない。いろいろ調べているがまず間違いないと思う。
日本の政府の人が日本人の方を向くか、あるいはヨーロッパ人にゴマをするか、その魂が問われているときだろう。
(平成20年5月5日 執筆)