落ち葉を集めてたき火をして、焼き芋を楽しもう。

 

落ち葉、たき火、焼き芋・・・それは、素晴らしい日本の文化の一つだ。

たき火をしてもなにも有毒なものはでない。でも、もし、たき火を気にする人がいたら、こう言ってあげよう。

 

「大昔からやっているたき火より、サカナにお塩を振って、ガスコンロで焼く方が危ないですよ」と。

 

でも、焼き魚も大丈夫だ。人間は昔から焼き魚を食べ、焼き鳥でいっぱいやってきた。山火事にも遭遇し、家の中には暖炉も囲炉裏もあった。全部、たき火より大規模だ。たき火を怖がるのは現代の日本が作り上げた、幻想に過ぎない。

 

たき火を嫌がる人はダイオキシンを心配しているが、ダイオキシンでは健康障害がでない、一人もでないから日本中がヒステリーになる原因になった。でも、間違っていたのだから、ここら辺で思い直そう。

 

「ダイオキシンはたいした毒物ではなかった」という研究結果は喜ぶべきものだ。それを無理矢理、「ダイオキシンは、猛毒であって欲しい」とこだわるのは逆方向だ。

 

そしてたき火と共に失った文化・・・野焼き、イモの蔓を焼くこと、家庭用小型焼却炉も復活しよう。もちろん、昔、使っていたような「臭い、出し放題。煙、モウモウ」というのはいただけない。ダイオキシンの問題で私たちが学んだこと・・・他人に迷惑を掛けないように焼却する・・ということを活かしてこそだが。

 

肩の力を抜き、悪いものは悪い、良いものはよいと割り切って、いがみ合わず、肩の凝らない生活をしたいものだ。

 

お役所もいつまでもメンツにこだわらずに、また仕事も少し減るかも知れないが、そんなことより、市民の為にダイオキシンの規制を緩めた方が良い。

ところで一つだけ付け足しておきたい。それは「今まで大丈夫なものでも、大量に使えば危険になることもあるので、気をつける」ということであり、それが私たちが水俣病などの公害から学んだことだからだ。 

 

(平成20315日 執筆)